2/10(土)
なめ茸
なめ茸を作るのは2回目。前回初めて作ってみて、あまりのおいしさと使い勝手の良さに感動した。
えのき3/4パック(残りは冷凍)、醤油(色が薄かったので後からだし醬油も加えた)、酒を小鍋に入れてひと混ぜ。火にかける。最初はあんなにパサパサなえのきから、みるみるうちに水分が出てくる。これは神秘だ。
気泡がだんだん大きくなって、えのきを下から押し上げるようになってきたら、カンタン酢を入れてひと煮立ちさせて完成。
ご飯にかけてもいいし、野菜でも、それにパスタにかけてもおいしい。さっそくその日の晩の鍋の薬味にした。
ちなみに、調味料の量を書かないのは、単に測っていないからというだけなのだが、目分量で味がばっちり決まることを自慢しているわけではなく、むしろ自分の舌の許容範囲に起因している。特に味の薄さに関しては、無限に許容できる。外食のように味付けの濃いものがあまり得意ではない分、薄味であることには全く問題がない。味がゼロに等しかったとしても「これは素材の味を楽しむものなのだ」と解釈してしまえる。
このような基準があるので、おそらく私の作る料理の味付けは、世間一般から見たら物足りないものに仕上がっているはず。なのであまり載せる意味もないと思っている。それに、レシピよりも、料理を通した思考のプロセスを残したいと考えているので、これからもあえて分量は明確に書かないつもり。
ナシゴレン
前に一度作ったときは味が濃いめに仕上がったので、今回はご飯のほかに大豆も入れてみる。その他、ウインナー2本、エリンギ。
ちょうどエビチップスが売っていたので思わず買った。トッピングする前にほとんど食べてしまったけどね。
結果、やっぱり濃かった。
ゆで卵
10個入りの卵も残り2個になり、今日が賞味期限だったので、ゆで卵にする。ゆで卵の作り方にはこだわりがある。
- 卵の尻をスプーンで軽くたたいて小さなひびを入れる
- 鍋に水を2センチ張り、卵を入れる
- 蓋をして、強火で7分加熱する
- 火を止めてから5分放置
- すぐに水で冷やす
このやり方は、確かためしてガッテンやその他の情報を組み合わせて編み出したものだ。加熱→放置時間は茹で加減の好みによって調整でき、合わせて12分になればよい(固ゆでがよければ9分加熱→3分放置 など)。7分加熱すると黄身の中央が少しねっとりした具合に仕上がる。
一人暮らしになってから買った小鍋(デコホームのミルクパン)には蓋がないので、毎回アルミホイルで自作している。今回、内側に沿わせるようにすると蓋が浮き上がらないことを発見した。
完成して蓋を開けてみると、殻の割れ目から黄身がお化けのように顔を出していたので、思わず写真に撮らないまま冷蔵庫に入れてしまった。あとで飛び出した部分は食べる。殻を割りすぎたときは、水に酢を入れて加熱すると、中身が外に出てこない。まあ、早く気づければの話。
2/12(月・祝)
ポークビーンズ
夕方過ぎに実家から帰宅。軽めの夕飯を済ませて台所に向かう。トマト缶が手に入ったのでポークビーンズを作ることにした。
冷凍していた豚ひき肉を200W2分で解凍。弱火でじっくり火を入れる。出てきた油はキッチンペーパーで丁寧に吸い取る。水島弘史の本に書いてあったことをなんとなく思い出しながら。
肉に8割方火が通ったところで、薄切りにして冷凍していた玉ねぎのスライスを投入。引き続き弱火。オリーブオイル、塩胡椒でなんとなく調味して、蒸し大豆をどばっと入れる。
いい感じに炒めたら、カットトマト缶の半分を鍋に入れる(残り半分はジップロックに入れて冷凍)。その缶を使って、具材が浸かるくらいの水を入れる。中火にしてひと煮立ちさせ、だし醬油を加えて、弱火で10分コトコト。
最初は電子レンジ+耐熱容器で作ろうかと考えたが、トマト缶を使う時は、なるべく煮込んで酸味を飛ばしたいで、鍋を使った。おいしいバゲットを買ったので一緒に食べようと思う。
料理をしていると実家から帰ってきた後の寂しさが紛れる。自分の生活に戻っていく。まだ完全ではないけど。
ブログも心を鎮めるのに役立っている。勝間和代さんの「ブログは自己治癒である」というエントリーに心から共感する。
おまけ:Weekdays
親子丼
玉ねぎが家にあると料理の幅が広がる。これまでやってこなかった親子丼を初めて作った。
めんつゆだけにしては良い味付け。ただ、意外と洗い物が増える。卵を溶くための器と箸、玉ねぎを切る包丁とまな板(においがつくから水洗いだけで済ますのははばかられる)、盛り付け用のスプーン。溶き卵を使う料理のときは避けて通れない道。
冷凍の鍋
まいばすけっとで2個800円セールみたいなのをやっていたときに買った2種類の冷凍鍋(スターゼン)を買った。合鴨鍋と牛もつ鍋。今週、牛もつの方を食べて、2個とも消費した。
まず、前に食べた合鴨鍋の感想から。もっと鴨とネギの、濃いめのガツンとした醤油味を期待していたのだが、意外とあっさり系で、ごぼうなんかも入っていたりして健康志向だった。水の分量が多かったのかもしれない。鴨肉も脂ぎっとりではなく、鶏の削ぎ切り肉のようなさっぱりさ。〆はそばがなかったので餅を入れて雑煮にした。マルちゃんの鴨だしそばのほうが鴨鍋だった。
そして牛もつ鍋。水の量に気を付けた。唐辛子が結構辛い。もつはプリプリというよりこりこりで固い。でもしっかり脂身を感じる。こちらも野菜たっぷりで罪悪感が全くない。〆はマルちゃん正麺を入れた。
というわけで、期待が高すぎたのか若干辛めの評価になってしまったのだが、これは私の嗜好そのものの問題のような気もしている。要は、鍋自体に味が付いた鍋、というのがあまり好きではないということだ。
市場に出回っている鍋つゆの素は、当たり前だが、1つの鍋の中を1つの味にする。食べるときは何杯も同じ味を繰り返し口に運ぶことになる。味は変わらず、どちらかというと煮詰まって濃くなる一方である。
2種類の冷凍鍋を食べてみて、あまり満足していない自分がいた。
私の理想の鍋は、鍋自体の味は控えめで、自分の手元で味変をする系統の鍋だ。シンプルな昆布だしの中に複数の、しかしそれほど多くない具材を入れて、取り皿によそった後に、1~2杯目はポン酢、3杯目はキムチ、またポン酢に戻って、キムチを入れ、というように、せわしなく味を変えたい。
便利そうだとは思いながらも、なんとなくエバラのプチっと鍋のような商品には手を出せない。同じ味の鍋を6プチっともするかと思うと、それだけで冬が終わってしまいそうな気がして惜しい。
かといって一人暮らしで、鍋のたびに大根をおろしたり、薬味をいくつも用意するのも、できなくはないが、平日とかは難しい。
結局、鍋に何を求めるかということなのだと思う。手軽に肉や野菜を摂れることを重視するか、手を変え品を変え贅の限りを尽くすのか。鍋のシーズンも残りわずか。今季中に結論は出ない気がする。
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Blueskyのアカウントを開設してみた。何に使おうかしら。