週末料理録

Weekend Cooking Record

休日のフレンチトースト

酔いが回るとついどこかに寄ってちょっとした買い物をしてしまう。昨日も日高屋でレモンサワーを1杯とマカロニサラダ、レバニラを食べて家に帰る途中、ほぼ無意識でコンビニに立ち寄った。

明日の朝に食べる用のコーンフレークを探したのだけど、立ち寄ったコンビニ2軒とも甘いシスコーンしか置いてなかった。どうにかして飲みかけの牛乳を消費したいのだが。

家に帰ってもう1杯、のアテを探す誘惑に駆られながらローソンのパンのコーナーを物色する。割引シールが貼られている食パンが目に入った。しかも白いのではなくブラン。ロカボのマーク付き。パンを食べるとフラッとするようになってしまってからなるべく茶色いのを買うようにしているのでありがたい。

そもそもコンビニの商品で賞味期限が近いことを理由に割引しているのを初めて見た。ローソンだけなんだろうか。これまでの人生であまりコンビニに入ってこなかったのでわからない。

食パンを手に取るより前か後か記憶が判然としないが、それを牛乳と卵に浸してフレンチトーストにして食べようと思った。これはいいアイデアだ。しかも明日は休日だ。

家に帰ってもう1杯を始める前にせっせとフレンチトーストの仕込みを開始する。4枚入りの食パンのうち2枚を四角く4等分して、卵1個、牛乳、砂糖を混ぜ合わせたアイラップの中に入れる。全体が浸るようにもみもみ。アイラップの口を閉じて冷蔵庫に入れた。これで準備完了。我ながら食事に対するモチベーションの高さに驚く。

そして翌朝。オリーブオイルを温めたフライパンの上でパンを焼いていく。油を吸ったパンの表面に虎柄の模様が付く。こうして焼けるのを待っていると、いろいろありながらも自分はちゃんと生活をしていて、なおかつプラスアルファの楽しみまで得ているということに満足する。

ひっくり返して、音がジューからパチパチに変わったらお皿に盛り付ける。

メープルシロップは用意がないので、実家からもらった煮りんごを合わせる。色がきれいなのでキャベツも添えた。

ふわっとして溶けそうな、極上の自家製フレンチトースト。夜な夜な仕込んだ甲斐があった。休日前の夜のお酒、休日の朝のパン。普段は仕事や体調のために控えているけれども、休みの日くらい食べさせてくれや。