週末料理録

Weekend Cooking Record

平日パスタに最適なリュウジの「至高のペペロンチーノ」

パスタの食べたくなる平日がある。だからパスタソースは常時2種類は用意してあるし、冷凍パスタも控えている。今回はペペロンチーノの気分だったので、まぜるだけのペペロンチーノソースを召喚した。

まぜるだけのスパゲッティソース ペペロンチーノ|まぜるだけのスパゲッティソース|エスビー食品株式会社

作ったことのあるものも含めどんな料理でも作る前にだいたいネットサーフィン(死後)をする。「ペペロンチーノ」と検索して出てきたリュウジの「至高のペペロンチーノ」をやってみることにした。

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このレシピのどこがすごいかというと、水の量が通常の3分の1くらいで済むところだ。温めたオイルに水を350mlだけ入れて沸かし、その中でパスタを、茹でるというより煮ることに特徴がある。

ということで、本来は温める必要がないことがウリのまぜるだけソースをフライパンで熱して、半分に折ったパスタを少量の湯の中で煮詰める。「スープをほぼぜんぶパスタに吸わせる」ようにするのがポイント。あと、市販品で味は十分についているとは思いつつも、レシピ通りコンソメ顆粒も入れてみた。



パスタを半分に折るという行為については、最近自分の中で折り合いがついた。家に1つしかない万能鍋でパスタをもとの長さのまま茹でようとすると、全部がお湯につかる前に、はみ出た部分が焼けてしまう。ここは美意識より味を優先せざるを得ないと判断し妥協した。

スープをパスタに吸わせると水分が残らない。結果としてザルに麺をあげる手間も省けてしまう。普段と同じくらいの調理時間で完成。

さて味はと言うと、面の1本1本にスープが染み渡っていて、まるでペペロンチーノを丸ごと食べているかのよう。書いていても意味不明だが、ペペロンチーノの旨味を余すところなく摂取できているという感覚になる。これはハマる。

ズボラと言いつつ本当によく考えられているレシピだ。というかめんどくさがりの人間は手を抜くことに関しては全力で考えるのよね。