前回は食事の時間をゆっくり楽しむために「品数を増やす」というソリューションにたどり着いた、という話でした。
そして今回のテーマは「お酒」です。
この記事を書いている前日、仕事終わりにハッピーアワーをやっている店を見つけ、生ビールジョッキ1杯とつまみ2品(これで880円!)をいただきました。自炊を標榜している当ブログとその筆者ですが、すっかり一人で飲みに行くことが定着してきました。
アルコールを摂取すると、日常の緊張・抑圧がほどけていきます。家では規則正しい生活を、職場ではまともな社会人を演じることを心がけているので、当然ガチガチになっています。今までは仕事が終ったら家に直行するだけだったので、こういうサードプレイスがあることの重要性やありがたみを実感しています。
こうして遅ればせながらお酒の効用を知ることになったわけですが、昨今アルコールに対する風当たりはますます厳しいものがあります。若者は酒を飲まなくなったとか、先日は厚労省が飲酒ガイドラインを発表したりとか、
そんなソバーキュリアス的な文化が浸透しようかという真っただ中で、飲酒に目覚めたギリギリ若者の私であります。
ですが私も最近までは、ノンアルコールでも良くね?派でした。ノンアルコール飲料の進化は目覚ましく、特にビールのクオリティは年々高くなっていると感じます。最近飲んだお気に入りはサントリーのライムショット。
でも、ノンアルコールでは得られないものがあります。それは時間の流れを変えるお酒の効果です。
仕事終わりにハッピーアワーを30分でも楽しめば、いつもより少しリラックスした気分で帰路につくことができます。家とオフィスの往来だけの時間割に些細な変化をもたらす1杯こそ、私の欲していたものなのです。
そしてこの日は家に帰ってからメインの食事を摂りました。レトルトカレーに冷凍のヒレカツを乗せたものです。飲み会の後でも家に帰ったら妻の手料理をちゃんと食べるサラリーマンの気持ちをちょっとだけ疑似体験したような気がしました。これも「食事の時間を延ばす」一種の技であります。
いつもよりのびのびした気分とぼーっとした頭で、くだらないことをいろいろ考える。かっこよく言えばデフォルトモードネットワークを働かせる、この時間が本当に幸福です。
そんな折に、せんべろnetという素敵な一人飲み情報サイトに出会いました。
これからの生活がますます楽しくなりそうな予感が満載です。
一方で、今まで以上に好き勝手飲んで食べてやっているので、一層健康には気を付けなければなりませんね(という自分の優等生的な面がバランサーとして立ち現れてきました。まったく嫌になっちゃいますね)。とりあえず空腹時間を作るということを忘れず、食事を楽しんでいきたいです。